SAMMY/HOUSE OF THE RISING SUN / 朝日のあたる家 [NRSF-0034]

1970年代初頭の短期間活動し、忽然とシーンから姿を消した伝説の女性シンガー、サ ミー。石川晶や稲垣次郎といったジャズ・ロック・レジェンドに愛されたそのパワフルでソ ウル フルな歌声はいつの時代も聴く者を痺れさせてきた。その代表作とも言える3作品がついにアナログで甦る。
伝説×伝説。サミーとフリーダム・ユニティの出会いが新たな時代の幕開けを告げる。爆発、疾走、飛翔。どこまでも刺激的な傑作ファースト・アルバム。伝説の女性シンガー、サミーのファースト・アルバム。バックを務めているのは石川 晶や 鈴木宏昌を擁した、こちらも伝説と呼ぶに相応しいジャズ・コンボ、フリーダム・ユニティである。スタンダードから当時のヒット曲まで、ときにブルージーにじっくりと、ときに躍動 感を もって颯爽と、腰の据わった歌と演奏で迫ってくる。ジャズ~ソウル~ロックをまたぐ音楽性は斬新だが安定感があり、これがファース ト・ア ルバムとは思えない完成度の高さだ。グルーヴィな「Summertime」、ディープなヴォーカルが映える「セイント・ジェームス病院」、軽快な「See See Rider」など、聴くほどに味わいが増す。サミーとフリーダム・ユニティの奇跡的な交錯の瞬間を捉えた歴史的名盤である。 text by 尾川雄介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)

A-1 朝日のあたる家 HOUSE OF THE RISING SUN
A-2 サマータイム SUMMERTIME
A-3 ホワット・アム・アイ・リビング・フォー WHAT AM I LIVING FOR
A-4 トラブル・ブルース TROUBLE BLUES
A-5 アイ・ラヴ・ユー・モア・ザン・ユール・エヴァー・ノウ I LOVE YOU MORE THAN YOU'LL EVER KNOW
B-1 セイント・ジェームス病院 SAINT JAMES INFIRMARY
B-2 ノーバディーズ・フォルト・バット・マイン NOBODY'S FAULT BUT MINE
B-3 ウィロー・ウィープ・フォー・ミー WILLOW WEEP FOR ME
B-4 シー・シー・ライダー SEE SEE RIDER
B-5 アイ・ウォント・ア・リトル・シュガー・イン・マイ・ボ ウル I WANT A LITTLE SUGAR IN MY BOWL
B-6 ヘイ・ジュード HEY JUDE