EMMA DAYHUFF/INNOVATIONS & LINEAGE : THE CHICAGO PROJECT [NRJ-0927]

シカゴのアヴァンギャルド・ジャズ・シーンを継承しながら独自の探求を続ける女性ベーシスト/コンポーザー、Emma Dayhuffによるデビュー・アルバム『Innovation & Lineage: The Chicago Project』が、Division 81 Recordsよりリリース!
Herbie Hancock、David Murray、Cecile McLorin Salvantといった名手たちと共演してきた実力派が、自身のルーツと革新を結びつけた渾身の一作!!!

シカゴでの修行時代に、Kahil El’Zabar、Vincent Davis、Robert Irving IIIといった巨匠たちから精神と技術を学んだエマ。彼女の演奏には、アフロ・スピリチュアルなパーカッションのうねりと、即興の自由が共存し、現代的な感性で再構築された“シカゴ・ジャズの血統”が脈打ちます。本作では、盟友であり伝説的パーカッショニストのKahil El’Zabar、深遠なヴォーカリストDee Alexander、若き天才サックス奏者Isaiah Collierが参加。すべてウィスコンシン州マディソンのCafe Codaでライブ録音され、熱量と呼吸がそのまま刻み込まれている。

サウンドはアヴァンギャルドからブルース、モーダル・ジャズまで自在に行き来し、即興の瞬間ごとに生まれるエネルギーが聴く者の心を揺さぶります。ベースの低音が地を支え、コール&レスポンスのようにヴォーカルとサックスが響き合い、パーカッションがその対話を霊的な高みに導いていくさまは、スピリチュアル・ジャズの現在地を提示する壮大なアンサンブル。

「革新と継承(Innovation & Lineage)」というタイトル通り、本作は過去から未来への架け橋。Emma Dayhuffが歩んできた、モンタナの大地からシカゴ、そしてロサンゼルスへと続く旅路のすべてが、ひとつの音楽的叙事詩として結実。

現代ジャズの最前線でありながら、深いルーツへの敬意を失わないこの作品。Dee Alexanderの魂の歌声、El’Zabarの呪術的リズム、Collierのスピリチュアルな咆哮、そしてDayhuffの包容力あふれるベースが織り成すサウンドは、聴くたびにフレッシュな感動をもたらすだろう。

(レーベル・インフォメーション)

Recorded Live at Cafe Coda in Madison WI.

Dr. Emma Dayhuff- Bass
Kahil El'Zabar-Percussion/Vocals
Dee Alexander-Vocals
Isaiah Collier-Tenor Sax/Piano/Auxiliary Percussion

A1.Just Look Fly
A2.Katon
A3.Dr. E Speaks
B1.A Place
B2.Moving Through