ANTOINETTE KONAN/S.T. [RJ-1258]

販売価格: 1,800円

「アホコの女王」の名で知られるアントワネット・コナンが 1986 年にリリースしたオブスキュアーな一枚がついに復刻! コートジボワールの伝統的な体鳴楽器、アホコ。ジャケットにポツネンと写る写真からもわかる通り、柔軟なスティックに串刺しされた木のパーツをこすることで音を奏で、もう一つのナットのような金属部分で生じる倍音を増幅するという楽器である。コートジボワール最大の民族であるバウル族の音楽の特徴は、ポリフォニー、並列の1/3で構築されたメロディ、およびコール&レスポンスにあるが、本作においてコナンはプロデューサーとしてバウル音楽の特徴を残しつつダンスフロアに対応したものにすることを求められていた。伝説的なコートジボワールの歌手エルネスト・ジェジェとの仕事で知られるアレンジャーのバンバ・ムッサ・ヤンを迎え、シンセ、ベース、ドラムマシンを加え伝統音楽を見事にアップデートしたことで、バウルの音楽シーンは一変。極めてシンプルかつ原始的な楽器であるにも関わらず、コナンと彼女の力強い声は、競争力のある国際的に認められた音楽産業を持つ非常に多様な国 (約70の先住民言語) = コートジボワールの中で、ここ数十年のあいだ最前線にとどまっている。

A1.Kokoloko Tani
A2.M'Acko
A3.Enfans Du Monde (Version Baoule)