PEPE CALIFORNIA/YURERU [NRTH-0472]

PEPE CALIFORNIA/YURERU [NRTH-0472]

販売価格: 1,750円(税込)

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PART1&2共に、人力ドラムをディレイでダブ化し、アナログ・シンセを重ねているという構造だが−−いわゆるジャンルとしての「ディスコ・ダブ」を想起する向きもあろうが、打ち込み音楽にはない「不自然さ」が横溢しているところが全く違うベクトルに向かっている−−そこに音と音の間の隙間を埋めていくことで生じる、またはクォンタイズによって生じるグルーヴ感というものが存在していない。不規則に出し入れされるハイハットやタムからも明らかだ。そして、大箱で映えるようなバス・ドラムも存在せず、かつての打ち込みニュー・ウェイヴが持っていた、生ドラムとの異化作用を目指して作られたパルスが鳴り響く。だが、そのようなライブ感の「欠如」が確かに、120BPMの四つ打ち音楽であるダンス・ミュージックだということを、逆説的にではあるが、フロアに知らしめるであろう。サンプリング音が電子音と解け合うことなく、共存ではなく、拮抗し合っていた時代のクラブ・ミュージックのように。だが、意図的に拮抗することが図られた重層的、というよりシンプルな「重-音」的な、「音塊」は、ノスタルジーから生まれたものではない。例えば、構造的な類似としては、初期テクノとハウスを横断していたHOW&LITTLEのように、マインド的にはガラージ・クラシックスでもある坂本龍一「Riot in Lagos」、そしてイタロ・ディスコの異端Sun La Shan「Catch」と同じように突然変異として生まれたものだ。
PART1ではレゾナンスが変化する単一ノートによる、PART2ではジャン・ミッシェル・ジャールを思わせるシンセ・リードも、現在の、空間を埋めていく音響処理が幅をきかせつつある四つ打ちクラブ・ミュージック・シーンにおいては、異彩を放っている。そういう意味で未来へのサウダージ音楽とも言える音響空間を作り上げた、偏執狂的かつ自己分裂的ダンストラックである。

A-1 Pure Pleasure Control Mix Pt.2
B-1 Pure Pleasure Control Mix Pt.1

商品詳細

condition S(新品)
label 10INCHES OF PLEASURE
country JAPAN
format 10inch
released 2012